2009年9月アーカイブ

こんにちは、vinvioletteの澤田です。

 

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前回のこのエッセーのあとがきで少しエントロピー増大の話に触れました。

 

これは熱力学の法則の話なので、

働く意味とかキャリアといったテーマとは一見かけ離れた話のような感じもしますが、

「エントロピー増大に抗う」これってめちゃくちゃ重要な考え方のような気がしています。


そもそも熱力学第2法則(エントロピー増大の法則)っていうのは、

もともとはエネルギーの移動の方向とエネルギーの質に関する法則です。

 

これだけ聞くとなんだか難しそうな法則ですが、

一言で言うと

 

「全てのものは放っておくとどんどん無秩序に向かっていく」

という法則です。


 

例えば「コーヒーとミルクを混ぜれば放っておけば

茶色がかった液体(ミルクコーヒー)になっていく」ということです。


こういった一見当たり前の傾向を熱力学の第二法則と呼ぶわけですが、

重要なのは

「混ざり合ったコーヒーとミルクが勝手に、再びコーヒーとミルクに分かれていくことはない」

ということなのです。

 

少し例を変えてみましょう。

 

放っておけば机の上は散らかります。

自分の部屋も、

仕事上のやらなきゃいけないことも、

放っておけば散らかっていくものです。

 

頭の中だって一緒ですよね。

 

はじめのうちは何が必要不可欠なもので、

何が不要なのかを分かっていたのにもかかわらず、

どんどんちらかっていくと何がなにやらわからなくなる。

 

それはある意味で自然の摂理なのです。

 

そして、更に言うならば僕らの人生だって同じです。

 

日々生活をする中で、

様々な情報が私たちにもたらされます。

それらをほうっておくと「散らかり続けていく」のです。

 

つまり、あれもこれもしたくなる。

でも時間も資源も有限だし・・・なんて悩んでいる内に時間ばかりが過ぎていく。

 

そうして何にコミットすればいいのかがわからなくなり、

結局何もできなかったり、

いろんなことが中途半端になったりする。

 

多くの人にとって、物事を散らかすことは簡単で、物事を片付けることは苦しみを伴います。

 

そして片付くと少しスッキリした気分になります。

常日頃、いちいち考える必要はありませんが、たまには立ち止まり、じっくりと


 ・「自分はどこにいるのか?」
 ・「本当に今向かいたい先はどこなのか?」
 ・「そこに向かうためにワクワクしながら進むにはどんな行き方があるだろうか?」

 

ということを考える時間を設けてまずはスッキリする。

そして日々の主体性を高める。


そんな時間をじっくりと設けることこそが

仕事を最高に楽しむために最も重要なことなのかもしれません。 

 



【あとがき】

さて、今回は少し抽象度の高い話をしてみました。

次回以降は仕事を最高に楽しむために、

もう少し具体的に実際の仕事の場面でどのように考えるべきか?

について僕なりの考えをいろいろ紹介していこうと思います。

 

こんにちは、vinvioletteの澤田です。

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仕事が忙しくなる中、10月に開催するパーティの
フライヤが出来上がり俄かにテンションが上がっている今日この頃です。


ひそかに自分でデザインして、印刷は印刷業者にお願いしているのですが、
何度作っても、自分がデザインしたものが「実物」として出来上がる瞬間ってのは気持ちいいもんです。
ちなみに詳しくはこちらのブログを確認してみて下さい!


さて、前々回・前回の内容を振返ると・・・


 

 

 

・明確な目標をもつことで、プロセスに価値が見出せることになる

・偏った目標をもつのではなく、バランスのとれた目標をもちましょう。

・バランスをとるために複数の視点から自分は何を求めているのか?を考えましょう。

・とはいうものの、自分が望む姿だけ追い求めていたのではエゴにしか過ぎません。

・自分に対する期待と自分の目標をすり合わせ、相互に満足できる具体的な目標を
一つ一つクリアしていくことが重要です。

・そこで自分はどんな社会(家族や仲間や会社)に属していて、
その社会からどんな期待をうけているのか?を(時には)考えましょう。

というのものでした。
詳しくはバックナンバーを読んでください!


今回は、

・目標も考えた。

・周囲の期待も理解した。

・その上で具体的にどうあるべきなのかも明らかにした。

・その上で、どうやって目標を達成していけばいいのか?

を考えてみたいと思います。

結論を先に述べてしまうと、

「強みを活かす」

その具体的な方法を模索すること。
それがこの今回のテーマです。

 

■どうやって目標を達成するか?

これまでにも説明してきましたが、
真摯な姿勢で目の前にある事を丁寧に打ち返すことや
自分がどうありたいのか?をためらわずに周囲に伝え続けること
が重要であることはいうまでもありません。

なぜなら仕事は全て向こうからくるもの。

仕事を与えてもらえるように、
殊更自分が求める仕事を与えてもらうためには、
地道な努力に勝るものはありません。

しかし、本テーマにもあるように「仕事を最高に楽しむ」ためには、
ただ単に打ち返していたのでは楽しみようがありません。

周囲の期待に応えつつ、
自分自身もその期待に応える過程そのものが
楽しく感じられる方法。

それが、「強み」を活かすことです。

ここでいう強みというのは、

「自分は人との対話をする中で新しいアイデアを考えることが
非常にエキサイティングだし、パフォーマンスも高いんだ」

とか

「無数に広がるデータの中から、共通点を見出して課題を分析する過程が
我を忘れる程熱中できるし、その瞬間はとても自分で自分を頼もしく思える」

といった風に感じることができる「特性」をさしています。

つまり、
「プロセスそのものを楽しむ事ができ、その上で他と較べ優れたパフォーマンスが残せる<その人ならではの>特性」を強みと呼んでいます。

 

※ちなみに。
ここでいう強みというのは、就職活動などで聞かれる「あなたの強みは何ですか?」といわれた時に指しているような
「得意なこと」「他人よりも出来る事」といったものとは意味が違います。

 

※ちなみにちなみに。
強みって何ぞや?という説明やその発見の仕方については、
以前も紹介した「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす/マーカス バッキンガム」
を読んでみてください。是非是非。

 

 


 

さて、そのような「強み」を活かせ、と言われて
具体的にどうすればいいかってイメージできますか?


ただ「強みを活かす」と言われても、
正直言って非常に抽象的ですよね。


試しにgoogleで検索してみても、
「強みの活かし方」に言及している書籍や資料はあまり多くないのが現状です。



そもそも強みが活きている状態ってどんな状態でしょうか?
個人的には強みを活かした「結果として評価されている」状態のことを指しているんだと思います。

仕事で言えば「結果として金になる」と言っても
あまり変わりはないでしょうか。

コミュニケーション、未来志向、最上志向・・・様々な強みがありますが、
それだけで(その強みがあるというだけで)他人から評価されるということは稀です。

相手に価値を提供して、その対価として評価される(お金をもらえる)ようにするためには、
強みを活かすだけの「技術(スキル)」と「知識」が必要

だと思います。

たとえば前述でも紹介したような

「自分は人との対話をする中で新しいアイデアを考えることが
非常にエキサイティングだし、パフォーマンスも高いんだ」

と、コミュニケーションそのものに強みを感じている人が、
より一層そういったコミュニケーションを仕事として評価されるようにするためには、

一例として、

・この人に相談してみよう、と思わせるだけの専門的な知識と経験
・相手のニーズが何かを理解するヒアリングスキル
・相手のニーズに対して解決策を考えることができる思考力と知識
・自分の考えを正確に伝えるプレゼンテーションスキル

といったスキルや知識が必要不可欠です。


自分の強みを活かせるような技術・知識とは何か?を模索し、身に付けること。


そうすることで自分自身ワクワクしながら、
それでいて他の人よりも高い成果をあげることができる方法を
自分なりに確立することができるわけです。

 

さて、今回まで3回に分けて仕事を最高に楽しむための
「目標」(=明日からどこに向かってどうやって進めばいいのか?)のたて方を
説明してきました。

まとめると、
下記の4つのステップに分かれているんだと僕は考えています。

 

1.複数の視点からバランスのとれた長期的な目標をたてる
2.周囲の期待を踏まえ、短・中期的な目標をたてる
3.短・中期的な目標を踏まえ、強みを活かしながら目標を達成する方法を模索する
4.明日から実践する!


 

日々仕事をしている中では、こういったことをじっくり考える機会って
なかなかありません。
ましてや一人で悶々と考えていてはなかなか答えにたどり着かなかったり、
深い気づきが得られなかったり。

 

是非、一度知人・友人・家族とリラックスしてじっくり話ができる
時間をとってみてはどうでしょうか?

 


【編集後記】

熱力学第二の法則(エントロピー増大の原理)というものがあって、
物事はほうっておくと拡散していく(ちらかっていく)という法則があります。

自分の部屋だって、ほうっておけばちらかっていって、
片付けなければ部屋自ら綺麗になることはありません。
(当たり前ですが)

部屋がちらかっていくのをほうっておくのは楽ですが時に不快を伴います。
一方で部屋を片付けるのは骨が折れますが、片付け終わったとき
少しすっきりした気持ちになります。

所謂キャリアっていうのも一緒だと思っていて、
ほうっておくと頭の中は散らかっていきます。
つまり自分は何をしたいのか、どこを目指しているのか
分からなくなる-それはそういうものなんです。

だからこそたまには、

立ち止まりじっくりと自分の行き先を考える

そんな時間を設けることがめちゃくちゃ重要だと思うんですよね。

それはとてもパワーが必要なことではありますが、
片付き終わったときには非常にスッキリして、
頑張る気力が沸いてきますから。

 

お盆があけて以来涼しい日々が続き、
秋の訪れをひしひしと感じ、
何だか嬉しい限りなvinvioletteの澤田です。

こんにちは。

僕個人としては
秋ってなんとなく何かを始めるのにうってつけだと想い込んでいるため、
秋という季節が好きなんですが同じような人っているんでしょうか?

そういえば僕の周りではあまり同意見を聞かないような。。。
(ひょっとして僕だけ??)


ご説明をしました。

複数の視点から自分の欲しているものを考えることで、
偏った目標ではなく、後々後悔しないバランスのとれた目標をたてる。

これはめちゃくちゃ重要ですよ、という話でした。

そしてその目標を達成するために、、、
・仕事では何をするのか?
・何を身につけるのか?
・何が出来るようになればいいのか?
・何を手に入れるのか?

そんな風に「仕事に取り組む意味」が明確になれば、
それだけで目の前の仕事が「楽しく」なるし、
パフォーマンスもあがったりするものです。


しかし、、、


「よーし、夢に向かって頑張るぞー!」


と楽しく仕事に取り組もうとしているはずが、
なんとなーく空回っているような、
なんとなーく周囲からういているような。。。
どことなく楽しくないし、
逆に不完全燃焼感が漂ってるような。。。


そんな空気を感じたなら、要注意です。


僕の周りにもいるんですが、
所謂「自己啓発系」のセミナーや勉強会に参加した翌日、
急に鼻息が荒くなってやる気を出す人。


それはそれで勿論いいことなんですが、
周囲はそんな本人のモチベーションの変化の背景なんて
知る由もありません。

急に鼻息荒く「バリバリ仕事するぞー」と
頑張られてもひいちゃうだけですよね。

それこそ
「ああ、また自己啓発してきたのね」
ぐらいにしか思われていないことでしょう。


そうならないためにはどうすればいいのか?


実は目標設定と行動開始の間に、
あと2つ考えなければならないことがあるんです。




今現時点で考えてもらっている目標というのは、
あくまで「自分自身が」こうありたいという願望を
洗い出したものでしかありません。

言葉を選ばずに言えば、
「自分勝手な目標」
ですね。

一方で僕らは生まれてから死ぬまで
あらゆる社会に所属しながら生きていきます。

ここでいう社会ってのは、
例えば家族だったり、
学校だったり、
会社だったり、
仲間内だったりするわけですが、
とにかく僕らは人に囲まれて生きていくわけです。

そしてその様々な社会の中で僕らは
様々な人から
様々な「期待」を寄せられています。

例えば家族であれば「健康的であって欲しい」「いつも元気であってほしい」
例えば会社であれば「成果を上げてほしい」「組織の目標達成に向けて貢献してほしい」
といった具合に。

そんなひとつひとつの期待に応えていくこと、
もしくは期待以上の行動をすることで、
報酬をもらったり、
認められたり、
ほめられたり、
愛情をもらったりして生きています。

それらひとつひとつのお返しは、もはや説明をするまでもなく、
かけがえのないものであり、僕らが生きていく上で必要不可欠です。
(あるいは、自分でたてた目標を考えてもらっても、達成するためにこれらの要素が必要不可欠なことは容易に理解してもらえると思いす。)



つまり何が言いたいか、
というと、

自分の目標にコミットすると同時に、
自分が周囲からどのような期待を受けていて、
どうやってその期待に応えていくか?
ということも、仕事を最高に楽しむためにめちゃくちゃ重要だってことです。


ここでも周囲とは誰か?を複数の視点で捉えることが重要です。


家族/仲間・友人・組織(上下)・お客様といった視点で、
自分にとって物理的・精神的に近しい人とは誰がいて、
「その人だったら今の自分に何を求めるか?」
「その人だったら今後の自分に何を求めるか?」を考える。


そうして表れてきた自分に対する期待(ある種、狭義の社会的責任ともいえますね)を
明らかにして、自分の目標の達成とともにコミットメントする。


そういった姿勢があってはじめて、
「自分勝手(独りよがり)」ではない、
バランスのとれた目標というものが明らかになっていくんです。

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【編集後記】

意外とやらなきゃいけないこと、というとストレスがかかるんですが、
自分に対する「期待」なんだと物事を捉えると前向きに取り組めたりするもんですよ
ね。

そういった視点の切り替えといったセルフコントロールをする力も、
あるとないとでは随分と違ってきます。

視点の切り替え方って、口で言うのは簡単ですが、
日常的に習慣化するのはなかなか難しい。

だからこそ、意図的に、この人は自分に何を期待しているんだろう?
と考えるようにするとか、
分からなければ「僕に何をしてほしい(どうなってほしい)と思ってますか?」
なんて直接聞いてしまうのもいいのかもいれませんね。
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