vol16. 世の中は働くを考える時代。とはいえ考えすぎにはご用心。

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こんにちは、vinvioletteの澤田です。

唐突ですが、過ぎ去りし高度成長期の日本で働いていた日本人は、
とても幸せだったんじゃないだろうか、と僕は時々うらやましく思います。


その幸せは非常にシンプルな論理の中に生きられたからこそ、
感じることのできた幸せだったともいえるんですが。


多くの人が「日本を世界的に豊かな経済大国にしたい」という同じベクトルを持ち、
ゆるやかではあるものの一体感があった。
そして、どうすればそこにたどりつけるかも比較的明確だった。
そして何にどれだけ貢献すれば、どのような見返りが受けられるかも明確だった。


つまり、「皆と一緒に頑張れば(働けば)望む生活が手に入る」という極めてシンプルな論理のもと、
一心に努力をすることができた時代だったわけです。


またグローバルな視点で見ても、急成長する日本市場で働くことは
ある意味世界の注目を集める市場で働くことでもあり、
それはとてもエキサイティングなことだったでしょう。


そしてまた、その時代は「働く意味」ってのは極めて明確だったわけです。


「働くのは豊かさを得るためだ。」この答えで多くの人の賛同が得られる時代だったんです。




しかし、それに比べると現代はどうでしょうか?




高度経済成長期にあった保証(とにかく頑張れば幸せになれる)は
どこにもありません。


組織の寿命も短命化し、様々な局面で何が最適かを判断しなくてはならない時代です。


僕らは不安を抱えながら、極めて複雑化した情報の中で、
無数にある選択肢の中から(もしくは選択肢すらない中から)
自ら最適な選択を選び、判断し、行動することが求められています。


誰も働くことを絶対的なものと示してはくれませんし、
むしろ働かなくてもいいんだよ、とすら考えている人も受け入れられている社会。


「消費」という指標であらわされる豊かさを粗方手に入れてしまった僕らは
改めて「働く意味」を問われているわけですね。


でも逆に言うとこれだけ豊かになったからこそ、
僕らは人生の多くの時間を費やす働くということを
楽しむこともできる環境にあるんだと思います。


少なくとも高度経済成長期の頃、
仕事を最高に楽しむなんて言ってたら「何を言ってるの?」
ぐらいの扱いだったのかな、なんて考えると
なんだかありがたい話ですよね。





とはいうものの、最近思うんです。
若手社会人は「自分探し」をし過ぎだよね、と。


自分は何がしたいんだろう
自分は将来どうなるんだろう


そういった漠然とした不安を抱えること自体は、
若いんだから仕方がないでしょう。


それよりも僕が気になるのは、
「自分が分からない」=駄目なことと何となく思っていること。
働いて間もないくせにもう自分のキャリアとかを考えちゃう人が増えてきたってこと。


はっきり言ってそんなことを悩むのは時期尚早もいいところ。


仕事を通して何が得られるかも確立しちゃいないのに、
というか、何も知りやしないのに、そんなことに今から悩んでいても意味がありません。


まぁとにかく、僕らの年代はそんな彼、彼女らに「そんな甘いこと言ってるんじゃないな」、
と言うんじゃなくて、
「自分が見つからないのはめちゃめちゃ綺麗なことなんだよ」、
とあたたかーく認めてあげる。で、考えさせる間も与えないような仕事を振りまくる(笑)


多分、これが最適な答なんですよね、きっと。


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